結婚してくれない無職彼氏に見切りをつけず失敗してしまったシンママさん(39歳・チャットレディ)にインタビュー

結婚してくれない無職彼氏に見切りをつけず失敗してしまったシンママさん(39歳・チャットレディ)にインタビュー

瑠麗さん(39歳・女性・埼玉県・チャットレディ)への取材インタビューです。

バツイチ、子持ちに理解を示しつつも、結婚してくれない彼氏に不信感を抱いていた瑠麗さん。夫のモラハラで見切りをつけたものの、タイミングを見誤ってしまったことに気付いたときには既に手遅れだったそうです。

取材メモ
プロフィール 瑠麗さん(39歳・女性・福岡県・チャットレディ)
マッチングアプリの頻度 ほぼ毎日
時間帯 昼間
主な相手 バツイチ男性
よく使うサイト ペアーズ
道具 マッチングアプリ
やり方 たくさん会う、固定観念を捨てる
工夫した点 マイナス要素を早めに言う

離婚のきっかけ

ヒロシ:はじめに、バツイチ・子持ちで新しい彼氏とお付き合いされていたそうですが、前の元夫との離婚のきっかけは何だったのでしょうか。

瑠麗さん:直接の原因は、元夫が暴力事件で逮捕されたことです。当時、私の地元である群馬に住んでいましたが、狭い田舎なのですぐ噂が広まり、離婚するしかありませんでした。

ヒロシ:その後、お子さんを連れて埼玉県に移住されたのですね。

瑠麗さん:そうです。地元にいられなくなり、親の反対を押し切って引っ越しました。

ヒロシ:19歳で息子さんを出産され、現在、ちょうど20歳だそうです。

瑠麗さん:なんとか私立大学に入れましたが、学費だけでも毎年100万円近くかかるので、生活は厳しいです。

ヒロシ:シンママとして育児に励む一方で、新しい彼氏と出会ったのですね。

瑠麗さん:29歳から付き合っていたので、約10年にもなります。今思えば、もっと早く見切りをつけるべきだったと、タイミングで失敗したと思っています。

ヒロシ:新しい彼氏さんと出会った当時、再婚は考えていましたか。

瑠麗さん:もちろん再婚前提でお付き合いしていました。彼も子持ちに理解があり、子供とも仲良く世話をしてくれましたし、個人で住宅関係の仕事をしていて、稼いでいたのも尊敬できるところでした。

ヒロシ:瑠麗さんご自身は、チャットレディとして稼いでいたそうですね。

瑠麗さん:元夫と離婚したあと、育児をしながら稼げる仕事をしなければいけないと思い、始めたのがチャットレディです。今と違って、私自身がまだ若かったこともあり、結構稼げましたよ。今はどんどん稼げなくなっています。

ヒロシ:新しい彼氏さんは、チャットレディのお仕事を知っていましたか。

瑠麗さん:最初は隠していましたが、バレてしまい、あまりよくは思っていなかったと思います。

ヒロシ:顔出しや、裸を見せる行為もあったのでしょうか。

瑠麗さん:ノンアダルトのライブチャットでしたが、常連さんへのサービスで、エッチなショーもしていました。

ヒロシ:彼氏さんの心情としては、複雑だったかもしれませんね。

瑠麗さん:私も生活のために仕方がなくやっていたので、ストレスが溜まり、うつ病や拒食症のような状態を繰り返して、体重も30キロ台まで落ちました。

見切りをつけるタイミングに失敗しました

ヒロシ:元夫との離婚後に出会った彼氏さんと、約10年もお付き合いされた末に、見切りをつけようと思ったきっかけは何だったのでしょうか。

瑠麗さん:一番大きな理由は、結婚してくれなかったことです。私には子供がいましたし、最初から再婚に前向きだと言ってくれたので信頼していましたが、何年たっても今そのタイミングではないと言われ、先送りされていました。そのストレスはずっと溜まっていましたね。

ヒロシ:他にも何か理由はありましたか。

瑠麗さん:直接的な理由は、結婚してくれないことでしたが、最近、彼が仕事を辞めて、無職になったのも原因の一つです。コロナ禍で仕事が減り、以前からお付き合いさせていただいていた会社さんからお仕事を貰えなくなり、収入がなくなりました。新しい就職先を探すといいながら、転職活動をしている素振りが見えなかったのも不信感の原因です。

ヒロシ:無職になってしまうのは心配ですね。

瑠麗さん:はい。生活費を私が出さなければいけないので、ヒモになられても私一人で支えることはできませんから。

ヒロシ:その後、どのように見切りをつけるタイミングを作ったのでしょうか。

瑠麗さん:最終的な決断をしたのは、彼のモラハラ発言が度を越えていると思ったからです。無職になったのに、いつもゲームばかりしている彼に、アルバイトでもいいから仕事をして欲しいとお願いしただけなのに、まるで私が非常識なように責められました。

ヒロシ:モラハラ気質のある人の、典型的な論法ですね。

瑠麗さん:そうなんですか。

ヒロシ:それでも、見切りをつけるタイミングを見誤ってしまったのは、どこに理由があると思いますか。

瑠麗さん:そんな彼にも、どこか可愛そうに見える部分があったからです。10年近くも付き合っていたので、私が見捨ててしまったら可愛そう、次の仕事が決まるまでは支えてあげたい、という気持ちが見切りをつけられなかった理由だと思います。今思えば、洗脳されていただけでした。

子持ちの再婚活はこんなに厳しい

ヒロシ:結婚してくれない、仕事をしてくれない彼氏に、見切りをつける決心をした後は、どのように再婚活を始めましたか。

瑠麗さん:今の時代、マッチングアプリしかないと思い、色々なアプリを使って新しい人とデートをしています。

ヒロシ:実際、バツイチ、子持ちという条件は、厳しいと聞きました。

瑠麗さん:はい。とても厳しいです。昔と違い、男性も女性も、アプリで出会うことへの抵抗感はなくなってきていると思います。でも、やはり若い人の方が人気なので、アラフォーの私にはチャンスがありません。あと10年若かったら、もっとモテていたと思います。

ヒロシ:前の彼と約10年もお付き合いされていたそうですが、10年ぶりに新しい男性とデートをするのは新鮮ですか。

瑠麗さん:正直言って、苦労の方が多いです。

ヒロシ:苦労といいますと。

瑠麗さん:10年近く、異性とデートなんてしていなかったので、身だしなみを整えるだけでも一苦労です。

ヒロシ:確かに、初デートで好印象を残すためには、美容室へ行ったり、男性ウケしそうなファッションも必要ですよね。

瑠麗さん:10年も手抜きをしてきたので、反省しています。

編集後記

今回は、バツイチ・子持ちで新しい彼氏を作ったものの、結婚してくれない、仕事をしてくれない、モラハラがひどいなどの理由から、見切りをつける決心をした瑠麗さんにお話を伺いました。

10代で妊娠し、20歳の息子さんがいるとなると、再婚活もかなり厳しいものがあるそうです。

その一方で、結婚してくれない、仕事をしてくれない彼に、このまま我慢を続けていても、状況が改善することはなかったのではないでしょうか。

瑠麗さんの言葉の中で特に印象的だったのは、「人生で、今が一番若い」という一言。

時間はどんどん過ぎるので、マッチングアプリの出会いも厳しい世の中ですが、先送りするよりも今が一番チャンスがあるとも言えます。

今すぐデートをして、一つでも多くのチャンスを掴むことが、成功の鍵になるという基本を思い出させてくれます。


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